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パゴダの国からごきげんよう!
タウンジー有希
現在は東京都在住の20代。昨年11月まで丸2年間ミャンマー(旧ビルマ)の首都ヤンゴンに日系旅行会社社員として駐在。在職中は仕事柄地方への出張もしばしば、日本では決して出来ない経験を山ほど味わう。2年間での収穫は「ちょっとやそっとの事じゃ驚かなくなった事」。 
タイトルにある「パゴダ」とは仏塔のこと。仏教国ミャンマーでは街のあちこちにパゴダがあります。
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Vol.5 交通事情 〜特に車について〜 2001.7.2 update 
 衣食住についてのお話をしましたので、少しずつミャンマーの感じが掴めてきたでしょうか?え? まだですか? そうですかぁ・・・。では今回は交通事情についてお話しましょう。

 ヤンゴンの街を眺めていると、一瞬(そう、本当に一瞬だけど)「ここは日本?」と思うほど日本車が多い。日産、スズキ、ホンダ、三菱・・・の中古車がいっぱい!・・・っていうか日本なら廃車同然、車検絶対通りませんっていう車が、どこからどう持って来たのだか知らないけど、走っている!おまけに都営だか市営のバスも塗装を変えられないまま走っていたりして、「○×駅東口行き」なるバスを見かけることもしばしば。物を大切にするとはこういう事なのね・・・。どうりで年配の方が「昔の日本のようだ・・・」と目を細めるわけです。他に走っているのはデウーやヒュンダイといった韓国製の車でしょうか。勿論ベンツやアウディも走って無い訳ではないけど、かなり少数派。
 新車が少ないのは単純に高いから。それも恐ろしく高い!日本から考えたら「べらぼう」に高いです。だって10年物の中古のセダンが(日本だったらそれこそ中古車センターで20万ぐらいで叩き売りされているのでは??ってシロモノが)100万円相当、もしくはそれ以上で売られている世界ですから。
一説によるとパジェロなんかは1千万円位するらしい・・・・。一体誰が買うんだぁ〜!?でも何故か走っているところを見るので変える財力を持った人は確かに存在するようです。販売価格が高いのは関税が高いことと、そもそも車の輸入が「ライセンス制」であるからだそう。その「車を輸入していいですよ」という免許をもらうためには凄くお金がかかるらしく(実際の価格は知りませんが)その投資を回収すべく、おのずと市場価格が上がってしまそうな・・・。

 話を街中に戻すと、地下鉄なぞ無いヤンゴンでの市民の足は路線バスです。番号をつけた路線がそれこそ網の目のように町中を網羅しているのですが、あまりにその種類が多すぎて誰もその路線全てを把握しておらず、自分が使う路線しか知らない。そして「旅行者必携!超便利なヤンゴンバスマップ☆」なんてものが存在する訳が無いのです。地元民用も無いのに・・・。 ところで、バスと聞いて先程の日本を走るバスを想像したアナタ、まだまだアジアビギナーですね。勿論、あのような物もたくさん走っていて中にはマンダレーやバガン等の地方都市へと走る長距離バスとして活躍していたりします。しかし、この場合のバスとは、「ピックアップ・トラック」、つまり小型トラックの荷台部分に屋根がついていて中にベンチというか座席がある物のことです。タイの地方都市でもよく見かけられ、タイ語では「ソンテウ」と呼ばれているようです この狭い空間の中に、暑い中「これでもか!」と言わんばかりに人がギュウギュウ詰め。「オヤジには触れたくないの!」という多感な女子高生だって、そんなこと言ってちゃあバスに乗れません。でも、女性が乗ってくると男性が席を譲ることがごく普通にマナーとして定着しているのには驚きました。
屋根の上は基本的に荷台ですが地方に行くと「人」が満載されています。「過積載」という言葉はこの国には存在しないらしい。あんなこと日本でしたらすぐにお巡りさんが飛んでくること請け合い。

 また、「ちょっとお金に余裕があるけど車は買えない人」(例えば私のように)が利用するのはバスではなくてタクシー。やはり中古車で、未だかつて体験したことの無い乗り心地の物に遭遇することも多々。ある種の運試しかも。ナンバープレートこそ一般の車と区別されていますが、(タクシーは赤地に白い字、普通は黒地に白・・・だったかな)乗用車に「TAXI」表示を乗せただけ。メーター何てありません、全て交渉です。英語はかなり通じますから旅行者が使っても言葉で不自由することは殆ど無いと思いますが、やはり現地語のほうが格段に安くなるに決まっています。そう、挨拶の次に覚えたのは料金交渉の言葉だった・・・。人間、必要に迫られたら強い。今考えれば10円20円の違いの為に頑張っていたんだけど。寛大な方は「そんなのどうせハシタ金なんだから、ちょっと位多く払ってあげなよ」と仰っていましたが、その差が「外国人料金」なのかと思うと、どうしても譲れない気がしたのよね・・・。

 日本に帰国して気づいたら、タクシーで「アンタなに人だね?」って聞かれない!(当たり前じゃ!)ミャンマーは以前にも書いたように少数民族が沢山いる国なので、私のなまったミャンマー語を聞いて運ちゃんはいつも聞くのでした。「なに人だね?え?日本人?仕事してる?一人でかい?そりゃまた大変だねぇ・・・。」と延々続くのでした。ま、それも言葉の上達に多少貢献したのかもね。(!???) 


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