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2001年5月1日(火) モナコ
夜行列車は時に辛い。
安いチケットを求めるとどうしても自由席になる。
一晩の快適な座席を得るために皆必死になる。
僕はだんだんフランスの鉄道に慣れてきたのか、早々と乗り換えの列車を見つけることが出来た。
一番乗りで席を確保して出発を待つ。

二人席の横長シートで、横になることが出来そうだ。 幸い比較的空いていて、後から来た人もそれぞれ一人ずつシートについていた。
しかし出発間際に一人の中年の女性が大きな荷物を持って乗り込んできた。
誰かの隣に座るしか無い。
僕は迷ったが隣に置いていた荷物をどかした。
しかし皆は目を合わせようとせず、横になってしまう者までいた。
僕は腹立たしい気持ちになった。
これが個人主義か。
女性はそのまま僕の隣に空いた席に座ることになる。
僕はなにより決して席を譲ろうとしない彼らが許せなかった。
これは国が違えど関係のないことだ。
旅をしているとこんな些細なことに腹を立ててしまう。

良く眠れないままモナコに到着した。
雨が降っている。
なんとなく憂鬱な気分でホテルを探す。
いつもの通り迷ってしまう。
僕は通りがかりの老夫婦に道を聞くことにした。
すると本当に親身になって教えてくれた。
「君はフランス語はだめかい?それなら英語でいいかな。日本は良い国だね。」
僕は心が晴れやかになるのを感じた。
ホテルに着いても、街を歩いていてもモナコの人々は本当に優しいのだ。
目が合うとニコっとしてくれる。
経済的に豊かなだけで無く、心も豊かなのだ。
いままでさんざん揉まれてきた僕を、この街は癒してくれたような気がする。
雨が少しも嫌でなかった。
F1で有名な公道や、ヨットハーバーも美しかった。
僕はもう少しここに居たかったが、次を急がなければならない。
寂しいが明日の早朝イタリアのベニスに向かうことにした。
カジノに行けなかったのが残念だ。






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